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#飛行機のコックピットが「聖域」になった日

 


 



航空業界の転換点「全日空61便ハイジャック事件」




1999年、日本の空を震撼させた「全日空61便ハイジャック事件」。

なぜ犯人は刃物を持ち込めたのか?

なぜ機長は犠牲にならなければならなかったのか?

犯人が語った「レインボーブリッジの下を潜りたかった」という衝撃の供述と、

事件前に放置されていたセキュリティの穴。

現在のコックピット立ち入り禁止の裏側にある、重すぎる教訓を解説します。



飛行機のコックピットが「聖域」になった日。全日空61便ハイジャック事件の教訓と「ザル」と呼ばれた当時の保安

 

今では想像もつきませんが、かつての旅客機はもっと「自由」でした。

飛行中でも機長が許可すればコックピットを見学でき、

子供たちが操縦席に座らせてもらえることすらあったのです。

その自由を終わらせ、日本の、そして世界の航空保安を根底から変えてしまったのが、

**1999年7月23日に発生した「全日空61便ハイジャック事件」**です。

単なる凶行として片付けられない、この事件の「恐るべき真実」に迫ります。


1. 確信犯が突いた「ザル警備」の穴

 

この事件で最も衝撃的だったのは、

犯人の男が**「事前にセキュリティの欠陥を何度も指摘していた」**という事実です。

犯人は重度の航空ファンであり、

「羽田空港の警備は甘い。刃物だって簡単に持ち込める」と、

運輸省(当時)や航空会社に手紙などで再三警告していました。

しかし、その声が真剣に受け止められることはありませんでした。

彼は自身の主張を証明するかのように、

当時有名だった**「手荷物検査をパスして出発ロビーに戻り、別の便に乗り換える」というルートの脆弱性**を突き、実際に複数の刃物を機内へ持ち込んだのです。

当時の航空ファンの反応

「羽田の警備は穴だらけだ」という認識は、 

当時の一部ファンの間では公然の秘密のようになっていました。 

この事件を機に、 

手荷物検査後の動線管理や空港保安は劇的に厳格化されることとなります。


2. コックピットから放り出された副操縦士

 

 

事件当日、羽田発新千歳行きの全日空61便(ジャンボ機)が離陸した後、

犯人は刃物で客室乗務員を脅してコックピットに侵入しました。

ここからの展開が、現在の「コックピット施錠義務」に直結します。

犯人は、「自分で操縦したい」という異常な要求を突きつけ、

なんと副操縦士をコックピットの外へと追い出したのです。

操縦席に残されたのは、長島直之機長と犯人の2人だけ。

機長は乗客乗員517人の命を守るため、必死に犯人をなだめ、

説得を続けました。

しかし、操縦桿を奪おうとする犯人に抗った結果、

長島機長は刺殺されるという、この上なく悲劇的な結末を迎えました。

Shutterstock


3. 「レインボーブリッジの下をくぐりたかった」

 

機長を刺殺した後、犯人は実際にジャンボ機の操縦桿を握りました。

犯人の供述によれば、その目的は

**「レインボーブリッジの下を(船のように)くぐりたかった」**という、

フライトシミュレーター感覚の恐ろしいものでした。

巨大なジャンボ機は高度を下げ、東京湾上空を異常低空飛行しました。

横田基地のレーダーがそれを捉え、一時は墜落も危惧される極限状態。

しかし、異変に気づいた副操縦士や非番の乗員たちが、

コックピットへ命がけで突入し、犯人を取り押さえました。

機体は間一髪で立て直されましたが、

もし突入が数分遅れていれば、

東京のど真ん中で未曾有の大惨事が起きていたかもしれません。


4. この事件が変えた「空のルール」

 

この事件をきっかけに、航空保安は「親切さ」を捨て、

「徹底した安全」へと舵を切りました。

  • コックピットの絶対的な隔離: 犯人を一人きりにさせない、外部の人間を入れない。現在、飛行中にコックピットのドアが開くことは、厳重な手順を踏む際の一瞬のみです。

  • ドアの強化: 物理的な突入を防ぐため、防弾・防爆仕様の強固なドアへと改修されました。

  • 保安検査の徹底: 「再三の警告」を無視した結果、機長を失ったという反省から、検査体制は二重三重のチェックへと強化されました。


結びに:長島機長が守ったもの

 

現在、私たちが飛行機に乗るとき、コックピットの中を覗くことはできません。

それは、自らの命をかけて500人以上の命を守り抜いた

長島機長の犠牲の上に作られた、

**「二度とコックピットを乗っ取らせない」**という誓いの証でもあります。

便利さや楽しさの裏側には、常にこうした過去の教訓が刻まれています。

次に飛行機に乗る際、厳重に閉ざされたコックピットのドアを見かけたら、

その向こう側で守られている「安全」の重みを思い出してみてください。


ちなみに 当時は ジャンボジェットの操縦の仕方というマニュアル本が

売られていました 

#JALのA350導入と「操縦桿 vs サイドスティック」の設計思想の違い

 


先日とある番組でJAlのA350の紹介で

最近の航空機は操縦かんがなくなって進化したので

サイドスティックになったというようなお話がありましたが

そうではないということでマニア的な見地でお知らせいたしたいと思います


  • 1. 「エアバス=サイドスティック」の歴史

    エアバスは1980年代に登場したA320から、

    いち早く「フライ・バイ・ワイヤ(電気信号による操縦)」を本格採用し、

    サイドスティックを導入しました。

    • メリット: 操縦席が広く使える、正面のテーブルが引き出せる、計器が見やすい。

    • 考え方: 「人間はミスをするもの」という前提のもと、

      コンピュータが最終的に機体を保護する(フライトエンベロープ保護)

      という思想が強いです。

    2. 「ボーイング=操縦桿(コントロール・ホイール)」の継続

    ボーイングも最新鋭の787777Xなど、

    中身は超ハイテクな「フライ・バイ・ワイヤ」機です。

    しかし、あえて昔ながらの大きな操縦桿を残しています。

    • 理由: 「最後に機体をコントロールするのはパイロットである」という思想。

    • 連動性: ボーイングの操縦桿は、

      機長席と副操縦席が物理的に連動して動きます。

      相手がどう操作しているか「感触」で伝わることを重視しています

      (エアバスのスティックは連動しません)。

    3. 設計思想の決定的な違い

    以下の表にまとめると、その違いがはっきりします。

     

    項目エアバス (Airbus)ボーイング (Boeing)
    操縦装置サイドスティック操縦桿(ヨーク)
    優先順位コンピュータによる制御を重視パイロットの判断・操作を重視
    コックピットデスクワークのような快適性伝統的な操作感の継承
    自動スロットルレバーは動かない(設定値のみ)レバーが自動で前後に動く

     JALでは、以下のように機材が分かれています。

     

    路線機種操縦タイプ
    国内線・国際線主力A350 (Airbus)サイドスティック / テーブルあり
    国際線主力・中型機787 / 777 (Boeing)操縦桿 / 連動するレバー
    小型機(地方路線など)737 (Boeing)操縦桿 / 伝統的な操作感

    「操縦の限界」を決めるのは誰か?

    ここが「設計思想」の核心部分です。

  • エアバス(コンピュータが守る): サイドスティックをどれだけ強く倒しても、

    機体が壊れたり失速したりするような無理な角度には 

    コンピュータが自動で制限をかけ、絶対に曲がらせません。 

    これを「ハード・プロテクション」と呼びます。

  • ボーイング(人間が最後を決める): 無理な操作をしようとすると、

    操縦桿が重くなるなどの「警告」は出しますが、

    パイロットが渾身の力で操作すれば、

    コンピュータの制限をオーバーライド(上書き)できます。 

    「最後は人間が責任を持つ」というスタンスです。

3. コックピットの「居住性」と「テーブル」

実務上の大きな違いは、機長・副操縦士の目の前にある空間です。

  • エアバス(デスクスタイル): 操縦桿がないため、

    目の前に引き出し式のテーブルがあります。食事をしたり、

    マニュアルを確認したり、キーボードを操作したりするのに非常に便利で、

    パイロットからは「一度これに慣れると戻れない」と言われることもあります。

  • ボーイング(操縦席スタイル): 目の前に大きな操縦桿があるため、

    テーブルは横から引き出すタイプなどが主流です。

    常に「操縦装置」が目の前にあることで、伝統的な航空機の安心感があります。

#戦闘機パイロット養成にかかる驚きの費用と期間

 

 



✈️ 【深掘り解説】戦闘機パイロット養成にかかる

驚きの費用と期間

 戦闘機パイロットになるための主なルートは、

航空自衛隊に入隊し、国費で訓練を受ける方法です。

この場合、

候補者自身の直接的な金銭的負担はほとんどありませんが、 

養成にかかる国の費用は

一人あたり数十億円にも上ると言われています。

戦闘機パイロットは、高度な技術と判断力が求められるエリート職です。

その養成には、膨大な時間と費用が投じられています。

一般の航空会社のパイロットとは異なり、戦闘機パイロットは主に自衛隊で育成されます。

1. 驚愕のコスト!戦闘機パイロット養成にかかる費用(国費)

戦闘機パイロットの養成は、そのほとんどを国費で賄っています。

候補生が直接支払う費用はごくわずかですが、

国が一人前を育てるまでにかかる総費用は、文字通り桁違いです。

項目費用の目安補足
養成総費用一人あたり数十億円一部報道では30億円とも言われ、パイロットは「戦闘機で最も高価な構成品」とされることもあります。
高額な理由訓練機の機体費用、燃料費、整備費、教官の人件費、海外派遣費用など。高性能なジェット戦闘機(例:F-15、F-2)での訓練は特に高額です。
候補生個人の負担ほぼなし航空自衛隊の**「航空学生」「一般幹部候補生(飛行要員)」**として採用されるため、訓練期間中も給与が支給されます。

💡 知っておきたい豆知識

旅客機の機長になるまでの育成費用は、 

一人あたり約3億円とも言われています 

(民間養成の場合、 

候補生が1,500万円〜3,000万円程度の自己負担を伴うケースもあります)。 

戦闘機パイロットの育成費用の高さが際立ちます。

2. 戦闘機パイロットになるまでの期間(航空自衛隊の例)

費用だけでなく、戦闘機パイロットになるには非常に長い期間の訓練が必要です。航空自衛隊の「航空学生」コースを例に挙げます。

課程期間(目安)概要
基礎教育約2年間座学、基礎訓練(山口県防府市など)
初級操縦課程約半年プロペラ機T-7などを使用した基本的な操縦技術の習得。
基本操縦課程約1年間ジェット機T-4などを使用したより高度な技術、耐G訓練など。適性に応じて機種要員に振り分け。
機種別操縦課程約4ヶ月〜1年F-15、F-2などの戦闘機に特化した操縦技術の習得。
部隊配属訓練終了後各航空隊に配属。**「ウィングマーク」**を授与され、晴れて一人前のパイロットとして勤務開始。
  • 総期間(最短): 航空学生として入隊してから最短で約6年間で部隊勤務開始となります。

  • 飛行時間: 一人前の戦闘機パイロットになるまでに、合計で340時間以上のフライトをこなすと言われています。


3. なぜ自衛隊ルートが「実質無料」なのか?

民間のパイロット養成では高額な費用がかかるのに対し、

自衛隊ルートが実質無料なのは、

**「国防」**という公共性の高い目的のために、

国が全額投資しているからです。

  • 国家の安全保障: 戦闘機パイロットは国の防衛を担う重要な存在であり、

    安定的に優秀な人材を確保する必要があります。

  • 高水準の教育: 最高の技術と安全性を担保するため、

    世界水準の訓練と機材が惜しみなく投入されます。

\ あなたの挑戦を応援します! /

高額な費用を気にせず、日本最高峰の航空訓練を受けられるのが

航空自衛隊パイロットの魅力です。

体力、学力、そして強い志が必要ですが、

その挑戦は国が全力でサポートしてくれます。

 


👨‍✈️ 航空自衛隊パイロットになるには? 

応募資格と3つの主要ルートを徹底解説!

「戦闘機パイロットになりたい」という夢を叶えるためには、

航空自衛隊の門戸を叩く必要があります。

しかし、その道は限られており、厳しい資格と選抜をクリアしなければなりません。



1. パイロット採用に共通する基本資格

航空自衛隊のパイロット候補生(飛行要員)になるためには、

どの採用ルートを選んだとしても、クリアしなければならない

厳格な身体基準学力基準があります。

A. 必須の身体・健康基準

戦闘機パイロットは、

通常のパイロットを遥かに超える身体的な負荷(Gのかかる環境)に耐える必要があるため

身体検査は非常に厳格です。

項目基準(2024年度の目安)重要なポイント
身長160cm以上183cm未満訓練機や戦闘機のコックピットの設計上の制限があります。
体重標準範囲内極端な肥満や痩せすぎは不可。
視力裸眼で0.1以上、矯正で1.0以上コンタクトレンズは不可(眼鏡は許可される場合あり)。視力回復手術(レーシック等)を受けた場合、術後経過年数等の条件あり。
色覚正常であること航空灯火の識別などに影響するため、非常に重要です。
その他航空身体検査基準を満たすこと心臓、肺、聴力、精神状態など、全ての項目で厳格な基準が設けられています。

⚠️ 注意!

視力基準は特に厳しく、視力矯正器具(眼鏡・コンタクト)の使用が一般の隊員より制限されます。また、基準は年度によって微細な変更があるため、必ず最新の募集要項を確認してください。

B. 年齢・学歴の基本要件

採用ルートによって学歴や年齢の要件は異なりますが、

入隊時に高校卒業以上の学力が求められます。


2. 航空自衛隊パイロットになるための主要3ルート

パイロット候補生(飛行要員)になるための主なルートは、主に以下の3つです。

① 【王道】航空学生(AS)

高校卒業者、または高校卒業見込み者を対象とした、パイロット養成に特化したコースです。

項目概要適している人
応募資格21歳未満の高校卒業者等若いうちからパイロットになることを決意している人。
学歴高卒以上
訓練開始基礎教育(約2年)を経て、早期に操縦訓練を開始。最短ルートで戦闘機パイロットを目指したい人。
身分採用と同時に曹(士)となり、訓練中に幹部候補生に指定される。

② 【大学経由】一般幹部候補生(飛行要員)

大卒者または大学院修了者(修了見込み含む)を対象としたルートです。

項目概要適している人
応募資格22歳以上26歳未満の大卒者等大学で一般教養を身につけた後にパイロットを目指したい人。
学歴大卒以上
訓練開始まず幹部候補生学校で幹部としての教育を受けた後、飛行訓練に進む。将来的に組織の管理職も視野に入れている人。
身分採用と同時に幹部候補生、修了後に3等空尉に昇任。

③ 【最難関】防衛大学校(防大)

防衛大学校に入学し、卒業後に航空自衛隊の幹部候補生となり、適性検査を経て飛行要員になるルートです。

項目概要適している人
応募資格21歳未満最高峰の教育を受け、将来の自衛隊を担う幹部を目指す人。
学歴高卒以上
訓練開始4年間の全寮制・防衛大学校生活を経て、幹部候補生学校へ。学問と訓練を両立し、長期的なキャリアを目指したい人。
身分採用と同時に学生、卒業後に3等空尉に昇任。

3. 最も重要な「適性検査」の壁

学力や身体基準を満たしても、最終的な壁となるのが**「航空適性検査」**です。

これは、パイロットとしての

空間認識能力、協調性、判断力、ストレス耐性などを科学的に判定する検査であり、

この適性がなければ、いかに学力が高くてもパイロットになることはできません。

この適性検査は非常に難しく、

**「これだけは努力だけではどうにもならない」**と言われるほど重要視されます。


【この記事のまとめ】

  • パイロットになるための最大の関門は、厳格な身体基準(特に視力)と年齢制限

  • 主要なルートは**「航空学生」「一般幹部候補生(飛行要員)」「防衛大学校」

    の3つ。

  • どのルートでも、航空適性検査をパスすることが絶対条件。





【この記事のまとめ】

  • 戦闘機パイロットの養成には、国費で数十億円という莫大な費用がかかっている。

  • 候補生自身の直接的な金銭負担はほぼなく、訓練期間中も給与が支給される。

  • 一人前になるまでの期間は、航空学生の場合、入隊から最短で約6年


#【実は間違い!】エアフォースワンは「飛行機の名前」ではない!

 

 



【実は間違い!】

エアフォースワンは

「飛行機の名前」ではない!

大統領専用機の"本当の呼び名"を徹底解説

🚨 多くの人が知らない!エアフォースワンの「本当の意味」

先日、ニュースで「エアフォースワンが到着」という報道を目にした方も多いでしょう。

アメリカ合衆国大統領が来日する際に必ず登場するこの巨大な飛行機。

多くの方が、この機体そのものの名前が「エアフォースワン」だと思っていませんか?

実は、それは誤解です。

結論から申し上げます。

**「エアフォースワン(Air Force One)」とは、特定の機体の名前ではなく、

現職のアメリカ合衆国大統領が搭乗しているアメリカ空軍の航空機に対してのみ使用される、特別な「コールサイン(無線呼出符号)」**なのです。

コールサインであることの重要性

なぜ機体名ではなくコールサインを使うのでしょうか?

これは、大統領の安全確保と、航空管制における最優先権を確実にするためです。

大統領の搭乗機が「エアフォースワン」というコールサインを使うことで、

管制塔はすぐにそれが最重要機であることを認識し、

他機の管制を停止するなどして、安全かつスムーズな離着陸を保証します。

つまり、大統領がもし訓練用の輸送機に乗ったとしても、

その瞬間、その輸送機は一時的に「エアフォースワン」となるわけです。


✈️ 報道でよく見る「あの巨大な飛行機」の正式名称と役割

では、普段「エアフォースワン」としてテレビに映る、

あの青と白の巨大な飛行機の正式な名前は何というのでしょうか?

あの飛行機の正式な機体名は**「VC-25A」**です。

VC-25Aとは?

  • ベース機: ボーイング747-200B型機をベースに、

    大統領専用に設計・改造された特別仕様機です。

  • 愛称: その機能の高さから、「空飛ぶホワイトハウス」とも呼ばれています。

  • 役割: 長時間のフライトに耐える航続距離と、

    核攻撃下でも指揮を執れるほどの高度な通信・防御設備を備えています。

    大統領が世界中どこにいても、

    アメリカ本国と同レベルの政務を行えるように設計されています。

普段、VC-25Aに大統領が搭乗することが圧倒的に多いため、

「VC-25A=エアフォースワン」というイメージが定着しましたが、

あくまでVC-25Aは「ハードウェア(機体)」の名前

エアフォースワンは「ソフトウェア(状態)」の名前、と理解すると分かりやすいでしょう。

ちなみに、大統領がVC-25Aに搭乗していない時は、

「SAM 〇〇(SAMはSpecial Air Missionの略)」

といった別のコールサインで呼ばれています。


🇺🇸 「エアフォースワン」だけじゃない!アメリカ政府の特別コールサイン一覧

コールサインは、大統領機以外にも、要人の搭乗に応じて変更されます。

この知識を知っておくと、さらにニュースを深く読み解くことができます。

コールサイン意味
エアフォースツー (Air Force Two)副大統領が搭乗している空軍機
マリーンワン (Marine One)大統領が搭乗している海兵隊機(主にヘリコプター)
ネイビーワン (Navy One)大統領が搭乗している海軍
エグゼクティブワン (Executive One)大統領の家族が搭乗している軍用機

#ヘリポートの「R」と「L」の違い

 


 

ヘリポートの「R」と「L」の違い|ホバリング専用と着陸可能スポットの見分け方


1. はじめに

病院や港湾、災害救援拠点などに設置されるヘリポート(ヘリパッド)
一見すると「H」のマークだけが目立ちますが、

中には 「H」の横や下に「R」または「L」 が付いている場合があります。
実はこの「R」と「L」には、パイロットや運用者にとって非常に重要な意味があるのです。

本記事では、ヘリポートにおけるRとLの意味、運用上の違い、

安全面での理由などを詳しく解説します。


2. ヘリポートのRマーク=ホバリング専用

「R」が付いたヘリポートは、Hover only(ホバリングのみ) を意味します。
ここでは機体を着陸させることはできません
代わりに、ホバリング状態で人員や資材を吊り上げ・吊り下ろしする運用が行われます。

ホバリング専用にする理由

  • 建物や施設の耐荷重が着陸重量に耐えられない

  • 屋上や桟橋などで着陸すると振動や風圧の影響が大きすぎる

  • 安全確保のため、接地を伴うオペレーションを避ける必要がある

例)災害時の物資輸送で、

建物屋上に直接降りられない場合はホバリング状態で吊り上げ作業を行う。


3. ヘリポートのLマーク=着陸可能

「L」が付いている場合は、Landing allowed(着陸可能) を意味します。
こちらは通常通り、スキッドや車輪を接地して離着陸できます。

着陸可能な場所の特徴

  • 十分な耐荷重があり、重量級ヘリコプターでも接地可能

  • 消防・救急・燃料補給の設備が整っている

  • 周辺に障害物が少なく、安全な離着陸経路を確保できる

例)救急病院の屋上ヘリポート、港湾の防災ヘリポート、山岳救助用ヘリポートなど。


4. RとLを分ける重要性

ヘリコプター運用では、安全と効率が最優先です。
RとLの区別によって、以下のようなメリットがあります。

  1. 同時運用が可能
     着陸機とホバリング機を同時に運用し、救援活動や物資輸送をスムーズに行える。

  2. 誤着陸の防止
     パイロットが間違って耐荷重不足の場所に着陸してしまうリスクを回避できる。

  3. 災害時の柔軟性
     緊急時にはRを物資輸送、Lを救急搬送に使い分けられる。


5. 実際の現場例

  • 病院屋上:救急患者はLヘリポートに着陸、

    物資や機材はRヘリポートでホバリング搬入。

  • 港湾施設:大型ヘリはLに着陸、小型機や物資搬送はRでホバリング。


6. まとめ

ヘリポートの「R」と「L」は見た目こそ小さな違いですが、運用上の意味は大きく異なります。

  • R=ホバリング専用(Hover only)

  • L=着陸可能(Landing allowed)

今後、屋上や港湾などでヘリポートを見かけたら、

RかLかをチェックしてみると、その施設の運用意図や安全配慮が見えてきます。

#ボーイングとエアバスの決定的な違いとは?

 


ボーイングとエアバスの自動操縦解除の考え方の違い

決定的な違いとは?

過去の事故から学ぶ航空機の「思想」

  • ボーイング (操縦桿):

    • ボーイングの操縦桿は、

      両方のパイロットの操縦桿が物理的に連動しています。

      片方のパイロットが操縦桿を動かせば、もう一方の操縦桿も動きます。

    • 自動操縦中にパイロットが操縦桿を操作すると

      原則として自動操縦が解除される設計になっています。

      これにより、パイロットは直感的に航空機の制御を奪い返すことができます。

      これは、パイロットが常に最終的な決定権を持つという

      「パイロット・イン・コマンド」の思想に基づいています。

  • エアバス (サイドスティック):

    • エアバスの航空機は、操縦桿の代わりにサイドスティックを採用しています。

      これは、F-16戦闘機のようなフライバイワイヤ(電線操縦)システムに

      由来します。

    • サイドスティックは物理的に連動していません。

      つまり、一方のパイロットがサイドスティックを操作しても、

      もう一方のパイロットのサイドスティックは動きません。

    • 自動操縦中にパイロットがサイドスティックを操作しても、

      すぐに自動操縦が解除されるわけではありません

      多くの場合、パイロットの操作が自動操縦のコマンドを上回る

      (オーバーライドする)形になりますが、

      システムによっては一定以上の操作が必要であったり、

      自動操縦モードが完全に解除されずに残る場合もあります。

      また、どちらのパイロットが操縦しているのかが

      視覚的に分かりにくいという課題も指摘されてきました。

エアバス機でこの違いが事故の一因になったとされる事例

最もよく知られているのが、2009年に発生した

エールフランス447便墜落事故(リオデジャネイロ発パリ行き)です。

  • 事故の概要: 大西洋上空で乱気流に遭遇し、

    センサー(ピトー管)の凍結によって

    速度情報が一時的に失われたことが発端となりました。

  • 問題点:

    • 速度情報の喪失後、自動操縦が解除されましたが、

      機長が機首を上げ続ける操作を行いました。

      これは失速を招く操作でした。

    • コックピットにはもう一人副操縦士もいましたが、

      サイドスティックが連動していないため、機長がどのような操作をしているのか、すぐに正確に把握することができませんでした。

    • 機長の操作は一貫して機首を上げる方向でしたが、

      彼自身が失速していることに気づいていなかった、

      あるいは状況を正確に理解できていなかった可能性があります。

    • 最終的に機体は失速状態から回復することなく海面に墜落し、

      乗員乗客228名全員が死亡しました。

  • 事故調査委員会による指摘: 事故調査では、サイドスティックの非連動性や、

    操縦の引き継ぎが明確でなかった点、

    そしてパイロットが失速状態を認識できなかったことなどが

    複合的な要因として挙げられました。

この事故を教訓に、

エアバスはサイドスティックの操作をより明確に表示する機能の導入や、

パイロット訓練の見直しなど、改善策を講じています。

人間工学とシステムの設計思想

ボーイングの設計思想は、緊急時や異常事態において、

パイロットが直感的に操縦を引き継ぎ、直接機体を制御できることを重視しています。

これは、パイロットを「最終的な意思決定者」と位置づける、

より伝統的な航空機の操縦哲学に基づいています。

一方、エアバスの設計思想は、

高度な自動化とコンピュータによる

飛行保護機能(フライト・エンベロープ・プロテクション)を重視しています。

これは、パイロットの誤操作を防ぎ、

機体を常に安全な飛行領域内に保つことを目指していますが、

その一方で、パイロットがシステムの挙動を完全に理解できていない場合に、

意図しない結果を招く可能性も指摘されてきました。

どちらの設計思想にもメリット・デメリットがあり、航空安全は常に進化し続けています。

#ブルーインパルス、2025年大阪・関西万博で再挑戦!大空に描く感動の軌跡、再び

 

 


ブルーインパルスが、大阪・関西万博(夢洲会場)での再展示飛行に挑むニュースについて、記事をまとめました。


🚀 再チャレンジの背景と経緯

航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」は、万博会期初日である2025年4月13日(日)に展示飛行を予定していました。しかし、その日は悪天候に見舞われ、離陸直後に中止を決定。これに対し、大阪府の吉村洋文知事が防衛省に再飛行を強く要請しました

その後、防衛省は検討を重ねた結果、異例となる再飛行実施を決定。7月12日(土)と13日(日)の2日間にわたって、夢洲上空での展示飛行を行うことを正式に発表しました


✈️ 日程・ルート詳細

日時(両日同一)

  • 午後2時40分頃:関西国際空港を離陸

  • 午後3時前後:約15分間、夢洲会場上空で展示飛行

飛行ルート(標準)
関空→大阪市南部→通天閣大阪城太陽の塔(万博記念公園)ひらかたパーク→夢洲で展示飛行

なお、天候や運行上の事情により、当日のルート変更の可能性もあります。


🎯 なぜ“再飛行”は異例?

  • 通常、同イベントで複数日にわたってブルーインパルスが飛ぶことは稀であり、4月に中止となった後に再設定されたのは極めて例外的です

  • 中谷元・防衛大臣も「非常に多くの方々から再飛行を望む声を頂戴した」とコメントするなど、応援と期待が後押ししました


🛠 安全確保と調整の裏側

  • 4月の悪天候による中止、そして6月に起きたT-4練習機の墜落事故の影響もあり、安全面の確認や事故原因究明などを経て、訓練飛行は6月中旬に再開されています

  • 万博開催中に再飛行を実施するためには、会場・アクセスエリアでの混雑対策など、多岐にわたる調整が必要でした


📅 今後のポイントと注目

  • 7月12日・13日の両日、午後のひとときを彩る特別演技に期待が高まります。

  • 公式からは飛行経路や天候による変更の可能性について告知されており、発表され次第の情報チェックが重要です。

  • 万博期間中、他にも航空関連イベントは予定されており、来場者にとっては再チャレンジ成功の瞬間は忘れがたいワンシーンとなるでしょう。


🎤 終わりに

ブルーインパルスの再飛行は、万博という国際的舞台を華やかに彩る“返礼”のようなもの。4月の中止の悔しさを乗り越え、夏の大阪に青と白の軌跡が再び描かれます。多くの期待が集まる中、晴天と安全な飛行を願わずにはいられません。


✅ 観覧予定の方へアドバイス

  • 事前確認:午前中~午後にかけて天候確認を。

  • アクセス対策:夢洲・舞洲エリアへのバス集中が予想されるため、公共交通機関への混雑予測をチェックしましょう。

  • ベストポジション:通天閣や大阪城、太陽の塔などのランドマーク上空を通過するため、会場外でも観覧ポイントは多数。


ブルーインパルスの勇姿を、ぜひ空高く見上げてください!

出典 防衛省

 

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 https://x.com/ModJapan_jp/status/1939870722777915842

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