🌏 日本のプラスチックごみ問題は
「海外だけの問題」なのか?
✅ 1. 確かに日本では“直接”海に流していない
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日本は世界的に見てもごみ収集・処理システムが優秀で
生活ごみや産業ごみが海へ“直接”流れ込むことはほとんどありません。
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ほぼ全てが回収・焼却・リサイクルされ
不法投棄や管理されないごみ埋立てが少ないのが特徴です。
🚨 2. でも「間接的」には海に流出している
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雨や風で飛ばされたプラスチック製品(包装・ビニール袋など)が
河川を経由し海に流れ込むケースはゼロではありません。
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漁業や港湾活動など、海で使われるプラ製品(漁網・ロープ・ブイ)が
劣化してマイクロプラスチック化し、流出する問題も指摘されています。
🌱 3. 日本は輸出で海外問題に関与している
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過去、日本は回収したプラスチックごみの
約1/4を中国・東南アジアへ輸出していました。
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しかし、輸出先の国では処理能力不足や不適切な処理でごみの一部が河川や海に流出。
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これは日本国内では処理されていないため
間接的に海外の海洋汚染に加担していた形です。
📊 データで見る日本の貢献と課題
項目 | 日本の状況 |
---|---|
生活ごみの回収率 | ほぼ100% |
プラスチック廃棄物の海洋流出量 | 世界平均より圧倒的に少ない |
海外へのプラごみ輸出 | 過去は多いが近年激減(中国規制後) |
国内プラごみ削減の法制度 | プラ資源循環促進法などが進行中 |
🌏 4. 世界的な動きに協力する理由
日本がさらにプラスチック削減に取り組む理由はこうです。
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🌐 国際協調:
海は国境がなく
世界のプラスチックごみの8割はアジアの河川経由で流入(WWF調査)。
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🏭 製造国の責任:
日本企業が作るプラスチック製品が海外で使われ
適切に処理されず流出するケースも。
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🌱 持続可能な経済:
石油資源の節約やCO₂削減のためにも
プラスチック依存からの脱却が必要。
✅ 結論
日本では「プラスチックごみが直接海に流される」ことはほぼない。
しかし海外でのプラごみ処理の問題に間接的に関わってきた過去があり
国際的な責任と協力が求められている。
だからこそ日本国内での 使い捨てプラスチック削減 や 再生プラスチック活用の動きが加速しています。
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