#【衝撃】「魚はタダ、国産車はオモチャ」 40年前の紋別漁師が語った年収のカラクリ





【衝撃】「魚はタダ、国産車はオモチャ」

40年前の紋別漁師が語った年収のカラクリ

ふと、40年ほど前の北海道・紋別(もんべつ)で出会った、

ある船乗りの言葉を思い出しました。

当時のオホーツク海といえば、日本の漁業が最も活気に満ちていた

「黄金時代」。 寒風吹きすさぶ港で、現役の漁師さんが私に放った言葉は、

今でも忘れられない衝撃的なものでした。

「海の魚なんて、タダ同然で取って儲かるもんだ」  

「国産車? あんなのは簡単に買える安い車だ。海外の車こそが、本当の車だ」

今の時代にこれを言ったら「何を言っているんだ」と驚かれてしまいそうですが、

当時の紋別では、これがある種の「経済的真実」でした。

なぜ彼はそこまで豪語できたのか? 

その背景には、一般人にはあまり知られていない

**「漁業権」という最強の権利**と、

昭和のオホーツクドリームがありました。

「魚はタダ同然」の正体は『漁業権』

彼が言った「魚はタダ」という言葉。

これは決して魚の価値が低いという意味ではありません。 

**「海という巨大な天然の生簀(いけす)が、勝手に宝を育ててくれる」**という、

当時の漁業の仕組みを指しています。

40年前(1980年代半ば)は、紋別をはじめとするオホーツク沿岸で

**「地撒き(じまき)ホタテ漁」**が爆発的に成功し始めた時期です。

  1. 稚貝を撒くだけ: 漁師たちは海にホタテの赤ちゃんを撒きます。

  2. 海が育てる: エサ代も光熱費もかかりません。

    オホーツクの豊かなプランクトンを食べて、ホタテは勝手に育ちます。

  3. 回収するだけ: 数年後、育ったホタテを網でさらうだけで、莫大な利益になります。

通常、ビジネスをするには土地代や原材料費がかかります。 

しかし、限られた漁師だけが持つ**「漁業権」**という強力な権利があれば、

広大な海を「自分の畑」として独占的に使い、

そこにある資源を「タダ同然」で回収して利益に変えることができたのです。

まさに「海底に現金が落ちている」と言われた時代の、最強のビジネスモデルでした。

なぜ「国産車は安物」扱いだったのか?

そして、私が最も圧倒されたのが車への価値観です。

当時(1980年代)、日本の車も世界で評価され始めていましたが、

彼にとっては**「誰でも簡単に買える大衆品」**に過ぎませんでした。

 一方で、当時の輸入車(ベンツやキャデラックなど)は、

今の感覚とは比べ物にならない「超高嶺の花」。

関税も高く、家が一軒買えるほどの価格でした。

実際、当時の北海道の港町(紋別や猿払など)に行くと、

舗装されていない砂利道の前に、

都会でも見ないような高級外車がズラリと並んでいる……というのは有名な光景でした。

しかし、漁師さんたちが外車を選んだ理由は、単なる見栄だけではありません。

「板子(いたご)一枚下は地獄」

荒れ狂う冬のオホーツク海で命を張る彼らにとって、

ペラペラな鉄板(当時の日本車)は頼りなく映ったのでしょう。

 **「金庫のように重厚なドア」「戦車のような剛性」**を持つ外車こそが

命を預けるに足る「本物の機械」であり、陸(おか)での安全を買う行為だったのです。

「俺たちは命がけで稼いでいるんだ。だから陸でも一番いいものに乗る」 

 そんな強烈なプライドと、それを実現する圧倒的な財力が、

あの言葉には込められていました。

まとめ:昭和の漁師の「誇り」

今、漁業は燃料費の高騰や資源管理など、厳しいニュースも多く聞かれます。

 しかし、40年前の紋別には、

**「海には夢がある」**と胸を張って言える、桁外れのスケールと熱気がありました。

「魚はタダ、国産車は安い」

そう言い切ったあの船乗りさんの、潮焼けした自信満々の笑顔。 

それは、日本が元気だった時代と、

海と共に生きる男たちの「誇り」の象徴だったのかもしれません。

 

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