【最新版】子宮頸がんHPVワクチンは
男性にも必要?効果・意義・副作用リスクを徹底解説
HPVワクチンとは
HPVワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)は、
性行為などを通じて感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)から体を守る予防接種です。 HPVは女性の子宮頸がんの主な原因として知られますが、
男性も感染し、がんや尖圭コンジローマなどの病気を発症することがあります。
そのため、**「HPVワクチンは女性だけでなく男性にも必要」**
という考えが世界的に広がっています。
HPVワクチンの意義と効果
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子宮頸がん予防
HPV16型・18型は子宮頸がんの約70%を占めます。ワクチン接種により、これらの型の感染を高確率で防げます。
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男性のHPV関連がん予防
男性はHPV感染により、肛門がん、陰茎がん、咽頭がんなどを発症するリスクがあります。
ワクチンはこれらの予防にも有効です。
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尖圭コンジローマの予防
HPV6型・11型は尖圭コンジローマの原因です。ワクチンはこれらの感染も防ぎます。 -
感染拡大の防止(集団免疫)
男女ともに接種率が上がると、HPV感染の広がりを社会全体で抑えることができます。
HPVワクチンの副作用とリスク
HPVワクチンは世界200以上の国と地域で使用され、安全性が確認されています。
ただし、副作用の可能性はゼロではありません。
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よくある軽度の副作用
接種部位の腫れ・痛み・赤み、軽い発熱、倦怠感、頭痛。 -
まれに起こる重い副作用
アナフィラキシー(急性アレルギー反応)、ギラン・バレー症候群など。発生率は極めて低く、接種後は医療機関で30分程度の観察を行います。
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失神・転倒
若年層でまれに失神が起きるため、接種後は座って安静にすることが推奨されます。
世界保健機関(WHO)や厚生労働省は「接種による利益がリスクを大きく上回る」と
公式に発表しています。
男性にHPVワクチンが必要な理由
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HPVは男女共通で感染する
男性も感染源となり、パートナーにウイルスをうつす可能性があります。 -
男性自身の健康を守る
陰茎がん、肛門がん、咽頭がん、尖圭コンジローマなどの予防に直結します。 -
将来のパートナーや家族を守る
男性がHPVに感染しないことで、女性の子宮頸がんリスクを下げることができます。 -
世界的な推奨
米国・オーストラリアなど多くの国では、男女問わずHPVワクチンの定期接種が行われています。
接種対象とタイミング
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女性:日本では小6〜高1相当の女子が定期接種対象(無料)
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男性:一部自治体で公費接種あり。それ以外は任意(有料)接種
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ベストタイミング:性行為を始める前の10代前半が最も効果的
まとめ:HPVワクチンは男性も接種を検討すべき
HPVワクチンは「子宮頸がん予防ワクチン」と呼ばれますが、
実際には男性の健康も守るワクチンです。
副作用のリスクはあるものの、
世界的に見て接種によるメリットが圧倒的に大きいとされています。
感染予防、がん予防、そして大切な人を守るために、
男性もHPVワクチン接種を積極的に検討しましょう。
【東京都】HPVワクチンの費用と助成制度
費用目安(任意接種の場合)
東京都内の医療機関で男性がHPVワクチンを接種する場合、
1回あたり15,000〜30,000円程度が相場です。
3回接種が基本のため、総額は45,000〜90,000円程度かかります。
ワクチンの種類(4価、9価)によっても価格が異なります。
東京都の助成制度
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**23区の一部自治体(例:渋谷区、中野区)**では、
男性へのHPVワクチン接種に助成金を出す制度があります。
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助成額は**全額または一部(1回あたり1〜2万円)**で、
対象は主に中高生や20代前半の男性。
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制度は自治体ごとに異なるため、必ず区役所・市役所または公式HPで
最新情報を確認しましょう。
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