寝溜めはできないは 新常識ではなく、
もはや常識?なぜ今、再注目されているのか
最近、テレビのニュースやYahoo!ニュースなどで
**「睡眠の新常識!休日に寝溜めはできません」**
というトピックをよく目にしませんか?
これを見て、「何を今さら当たり前のことを……」
「そんなの昔から言われていることじゃないか」と、
違和感や「意味不明だ」という感想を抱く方も多いはずです。
なぜ、今さら「当たり前のこと」が新常識として報じられているのでしょうか。
そこには、現代人特有の事情と、
最新の研究でわかった「寝溜めのリスク」が関係しています。
なぜ「寝溜めはできない」が繰り返されるのか
結論から言えば、「寝溜め」という行為自体、生物学的に不可能だからです。
私たちは、睡眠を「貯金」しておくことはできません。
しかし、多くの人が「平日の睡眠不足を土日に取り返せる」
と誤解してしまっているのが現状です。
メディアが繰り返し報じるのは、それだけ誤解している人が多く、
体調を崩す人が後を絶たないからです。
特に以下の3つのポイントが、最近の報道の裏側にあります。
1. 「睡眠負債」という言葉の副作用
「睡眠負債(足りない睡眠が借金のように積み重なること)」
という言葉が広まったことで、
「借金なら週末にまとめて返済(返済=寝溜め)すればいい」
と解釈する人が増えてしまいました。
しかし、睡眠は借金返済のようにはいきません。
週末に長く寝ることは、一時的な休息にはなっても、
脳のダメージや自律神経の乱れをリセットするまでには至らないのです。
2. 「社会的時差ぼけ(ソーシャル・ジェットラグ)」の深刻化
最新の研究で注目されているのが、週末の寝坊による**「体内時計のズレ」**です。
平日は7時に起き、土日は10時に起きる。
このわずか3時間の差が、
海外旅行に行った時のような「時差ぼけ」を体内に引き起こします。
月曜日の朝に体が重いのは、
寝不足ではなく「寝溜めによる時差ぼけ」が原因であると判明してきたのです。
3. 精神的な健康への影響
寝溜めをすると、夜に眠れなくなり、月曜からの生活リズムが崩れます。
これが続くと、自律神経が乱れ、
気分の落ち込みやうつ病のリスクを高めることが科学的に立証されつつあります。
だからこそ、医療現場やメディアは「新常識」として、
改めて警鐘を鳴らしているのです。
本当の「睡眠不足解消法」とは?
「寝溜めができないなら、どうすればいいのか?」
その答えは、やはり「当たり前」の習慣にありました。
休日の寝坊は+2時間まで: 体内時計を狂わせない限界の範囲です。
「昼寝」を活用する: 週末にまとめて寝るより、午後に20分程度の昼寝をする方が、リズムを崩さずに脳を回復させられます。
朝の光を浴びる: 何時に寝たとしても、朝は一度同じ時間に起きて太陽の光を浴び、体内時計をリセットすることが重要です。
まとめ:当たり前のことこそ、一番難しい
「寝溜めはできない」というのは、確かに昔からの常識です。
しかし、便利になりすぎた現代社会において、
その「当たり前」を実践するのが一番難しくなっているのかもしれません。
メディアの見出しに「意味不明」と感じるほど健康意識が高いあなたなら大丈夫。
週末の過ごし方を少し意識するだけで、月曜日の快適さが劇的に変わるはずです。

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